練習方法

【第8話】鏡の前では上手い気がするのに…鏡が無いと下手になる。スマホで簡単にできる練習方法

・自分の踊りを撮ってみたけど、気持ち悪すぎてもはやもう見れない…

・鏡の前ではうまい気がしてたのに、鏡が無くなるとなぜかめっちゃ下手…

こんな悩みを持っている人は多いのではないだろうか。

そんな人はもしかしたら、

鏡で自分の動きを確認しながらじゃないと、次の動きが出せなくなってる病”

かも

同じ内容のツイートがこちら↓

身体の感覚を覚える必要があるという投稿に多くの共感があった。

「思った通りに動けているか」を確認するためには何をするか?

ほとんどの人は

「鏡を見る」

と答えるはず。

しかし、

上のツイートのとおり、

鏡で動きを確認しながら踊る癖が

つきすぎて

しまうと、

鏡に映る自分の動きを視覚で確認しながらじゃないと、その次の動きへの流れやシルエットの調整ができなくなる

状態に陥ってしまうかもしれない…。

つまり、

視覚に頼りすぎている

せいで、

(本来は目を閉じていても身体の感覚のみでいつでも同じように踊れる」ようにならないといけないところを)

鏡の自分を目で追って、その目に映った動きの軌道や角度を元にしてでないと自分の理想通りに身体を動かせなくなってしまっているという事。

そうなると当然、本番のステージのような鏡が無い環境では、

いつも通りに踊れなくなる。

鏡無しでも踊れるように身体の感覚を覚える

鏡無しでも踊れるようにするための練習方法は3段階。

  1. まずは鏡を使って練習し、正しく動けるようにする
  2. 鏡で踊りながらも少し自分から目をそらしたり、目を瞑ったりして体の感覚に集中する(鏡無しでも同じ動きができるか想像する)
  3. 鏡無しで踊る自分の動画を撮り、確認する

つまり簡単にいうと、

①正しい動きを覚える

②身体の感覚を覚える

③鏡なしでひたすら練習

の3つの流れになる。

特に「③鏡無しで踊る自分の動画を撮り、確認する」では最初、

全然思った通りに踊れないので、落ち込んでしまう可能性がめちゃくちゃ高い。

①から順番に解説!

①まずは鏡を使って練習し、正しく動けるようにする

最終目標は「鏡なしで上手く踊ること」だったとしても、

まずは「正しい動き」を覚えなければそれは不可能。

近くの公民館やレンタルスタジオなどを調べて、鏡が使える場所で練習する。

(小さな動きの確認であれば家の鏡でも可能!)

屋外の建物の前などでガラス等に映る自分を見ながら練習する際は、迷惑にならないよう音量やゴミに注意!

このステップでは、あくまで「正しく踊る(動く)」ことが目標なので、

普通の速度で踊る事は最初に諦めておく。

なぜなら、何かを習得するためには、 自分が思うよりもずっと

・ゆっくり

・小さく

やる必要があるため。

「こんなチマチマやって上手くなるのか…?」

と疑いたくなるが、 そこを焦らず

少しずつ、 丁寧に

やる 。

ほとんどの人がここで焦って速く踊ろうとしてしまい、変な癖がつき始める…!

少しずつ丁寧に動きを確認していくと、

普通の曲の速度でやろうとしてもできないことが、

ちゃんと正しく出来るようになる。

焦って踊って変な癖がつくと、後で倍の時間がかかってしまうので、

「早く踊ってしまいたい」

という気持ちは少し抑えて、

この最初のステップは

ゆっくりと丁寧に時間をかける!

②鏡で踊りながらも、身体の感覚を覚える

鏡を見ながら正しく動けるようになってきたら、

段々と鏡を見ないようにしてみる。

・鏡の自分から視線を少しそらしてみたり

・たまに目を瞑ってみたりして、

身体をどういう感覚で動かしているか

(筋肉や関節等、内側の感覚に集中する。

そうすると、

鏡を見ている時には感じ取れなかった、

・1mmごとの動きの軌道や

・力を入れづらい筋肉の部位

・メインの部位に気を取られて、全く意識できていない別の部位

がわかるようになってくる。

鏡あり→鏡なし→鏡あり→鏡なし

で何度も繰り返して、鏡なしで踊る時の

身体の感覚をじっくり覚えていく。

鏡無しで踊る自分の動画を撮り、確認する

②のステップで、鏡なしで踊る際の感覚に少しずつ慣れてきたら、

いよいよ鏡なしで踊り込んで、撮りまくっていく。

初めは理想とはかけ離れた踊りになるはずなので、

期待しないことが大事。

むしろ、色々な感覚を試しまくって、

失敗の感覚を積極的に覚えていく

ような意識の方がいい。

一番避けたいのは、

「全然上手く踊れなくて、下手な自分の動画を見るのが嫌だから自撮りするのをやめてしまった」というパターン。

これに陥ると、ずるずると長い期間

「下手なまま」を過ごすことになってしまう。

そうならないために、この期間に全力で一気に下手な自分を撮影しまくっていくと、意外と早く修正できる。

「早く下手な期間を抜けたいからこそ、今全力で撮りまくる」

を意識する。

具体的な練習としておすすめなのは、

スマホを使ってこの ↓ 3ステップを一気に行う練習。

①まず録画ボタンを押し

②少しだけ鏡で踊ってから

③カメラの方を向きなおして鏡ありと同じ身体の感覚で踊ってみる

これだと、

「ほんの数秒前に鏡ありで踊った時の感覚」

が残っているので、鏡無しに切り替えた時も再現しやすい。

とにかく、

視覚で追って身体を動かすのではなく、

目を閉じていても同じ動きができるよう

身体の繊細な感覚を覚えまくる。

・「ここをしっかり伸ばす」

・「ここは足を踏み込むのを少し我慢」

・「ここはあごの角度に気を付ける」

などなど、

小さな感覚の記憶

を積み重ねることによって、

鏡無しで高いクオリティの踊りができるようになる。

参考:意外と知らない、鏡も音響設備もなく、スマホだけで「鏡なし練習」をする方法

例えば、公園で一人で練習しようとして、鏡もスピーカーも無く、スマホ1台しか持っていない時、スマホだけでなんとか

・音楽を流しながら

・同時に撮影もできる

・動画にもちゃんとその音楽が入った状態で録画される

方法がある。

それを紹介したXの投稿がこちら↓

https://twitter.com/dancenohinto/status/1342447015729369088

この投稿のとおり、手順は簡単で

①iPhone11以降を使い

②音楽をバックグラウンド再生

③カメラを起動

④シャッター長押し(して右にスライド)

するだけ!

iphoneの「クイックテイク」と呼ばれる方法。

アップル公式サイト:「写真」モードでビデオを録画する(※ページ中段あたり)

スマホ1台で完結するので便利。

※ただし、若干画質は荒くなってしまう…!(便利なので我慢)

こちらはiphoneのみの機能だが、

一部のandroidスマホにも機能が搭載されていたり、アプリをダウンロードすることで同様の撮影ができるらしい。

まとめ

本番に鏡は無い

なので、

今回の記事で紹介したとおり、

以下の3ステップで丁寧に練習しておく。

  1. まずは鏡を使って練習し、正しく動けるようにする
  2. 鏡で踊りながらも少し自分から目をそらしたり、目を瞑ったりして体の感覚に集中する(鏡無しでも同じ動きができるか想像する)
  3. 鏡無しで踊る自分の動画を撮り、確認する

最初はなかなか思った通りに踊れないので落ち込んでしまうが、

何度も動きを撮ってその

「理想と違って気持ち悪い感じ」

の記憶を蓄積させていくと、

ある日、スパーンと理想通りに決まる瞬間が訪れる。

この3ステップを諦めずに継続することが大事!

第8話 ー完ー

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